はじめに
ひな祭りは、春を感じられる人気の季節行事です
ただ「毎年同じ話になってしまう」「何を話せばいいか迷う」という声もよく聞きます。
この記事では、
✔ 盛り上がる2択クイズ
✔ すぐ使える豆知識
✔ 回想を引き出す声かけ例
をセットでまとめました。現場でそのまま使える内容になっています。
ひな祭り当日のレクに組み込んでもらってもいいですし、当日でなくても2月末くらいに、ひな祭り気分を盛り上げるのに使ってもらってもいいと思います。
🌸ひな祭りクイズレク10問
2択クイズです!勘でも正解率は50パーセントです!
① ホワイトボードに
第○問 【~問題~】
A:○○
B:○○
と書きます
② 「Aだと思う人~」→挙手してもらう✋
「Bだと思う人~」→挙手してもらう✋
③ 正解+豆知識+声かけ、問いかけで話を広げる
🍑第1問
問題:「ひな祭り」正式には?
A:端午の節句
B:桃の節句
正解:B (桃の節句)
🌸 桃の花の意味
桃は昔の中国や日本で
✨ 邪気払い、魔除け、 長寿、不老不死の象徴とされてきた
「桃が登場する有名なおとぎ話知ってますよね?」
🍑 桃太郎とのつながり
桃太郎が桃から生まれた少年という設定になったのも
桃は 鬼(=災いや邪気)を退ける力、生命力の象徴
だから鬼退治をするヒーローが“桃から生まれる”っていうのはすごく理にかなってる話
👘第2問
問題:いつ頃から始まった?
A:平安時代
B:江戸時代
正解: A(平安時代)
当時、春先は疫病が出やすい時期といわれていた
貴族たちが宮中行事として、川や池のほとりで身を清め、災いを払う、禊(みそぎ)を行っていた
その後、自分の代わりに人形を使うようになり
江戸時代になると庶民にも普及し、人形もだんだんと豪華になっていった
昭和初期(昭和1〜20年代)はひな人形はとても高価、七段飾りは裕福な家の象徴でした
戦時中はぜいたく品とされ、飾れない家庭もありました
昭和30年代(高度経済成長期)は「ひな人形ブーム」
都市部ではマンションが増え、コンパクトな三段飾りやガラスケース入りも登場
昭和40〜50年代
・テレビCMでひな人形宣伝
・「ひな祭り=家族行事」として定着
そして学校給食でもちらし寿司やひなあられが出るように
「みなさんのご家庭では、どんなひな飾りでしたか?」
🍡第3問
問題:「ひなあられ」色は3色あります。ピンクと白ともうひとつは?
A:緑
B:黄色
正解: A(緑)
それぞれにちゃんと意味があります
緑 … よもぎ=厄除け、健康
白 … 雪=純潔
ピンク … 桃の花=生命、魔よけ
菱餅もこの3色ですね
「他にひな祭りに食べるものといえば?」
ちらし寿司、桜餅、甘酒など
最近ではひな祭りケーキを販売している洋菓子店も多いですね
🍴第4問
問題:ひな祭りの料理といえばちらし寿司と?
A:松茸のお吸い物
B:はまぐりのお吸い物
正解:B (はまぐりのお吸い物)
🐚 はまぐりのお吸い物にも意味があります
はまぐりは対(つい)でしかぴったり合わない貝 👉「良い結婚相手に巡り会えるように」
また、ちらし寿司には
- エビ(長生き)
- レンコン(見通しが良い)
- 豆(健康でマメに働く)
など、縁起の良い具材をたくさん使い、「一生食べ物に困らないように」という願いが込められています。
「ひな祭りはごちそうでしたか?」
🎤第5問
問題:ひな祭りの歌の正式な名前は?
A:うれしいひなまつり
B:たのしいひなまつり
正解: A(うれしいひなまつり)
昭和11年(1936年)に発表された童謡です
「4番まで歌詞全部覚えてますかー?」
「歌ってみてー!」
🎵「うれしいひなまつり」
♪ あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり
♪ おだいりさまと おひなさま
ふたりならんで すまし顔
およめにいらした 姉さまに
よく似た官女の 白い顔
♪ 金のびょうぶに うつる灯を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣
♪ 着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり
4番の最後でやっと「うれしいひなまつり」が出てくるんですね、超難問でした!
ちなみに
作詞はサトウハチローさん
代表作は「リンゴの唄」「長崎の鐘」「ちいさい秋みつけた」
作曲は河村光陽さん
代表作は「かもめの水兵さん」
👸第6問
問題:ひな人形はもともとは紙やわらで作られたものでした。使い終わった人形はどうしていた?
A:神社で燃やす
B:川に流す
正解: B(川に流す)
当時は「流しびな」といって、
紙やわらで作った人形に
・自分のけがれ
・病気や災い
を移して、川に流していました。
つまり最初は 「厄払いの行事」 として始まったと言われています
今でも京都や和歌山、鳥取などでは流しびなをする地域があります。
最近では環境への配慮から、流さなくなったところも多いです
その代わりに、神社や寺で「人形供養」としてお焚き上げしてもらうことも多いようです
🚻第7問
問題:お内裏様とお雛様、向かって左は?
A:お内裏様
B:おひな様
C:決まりはない
正解: C(決まりはない)
今いちばん多い並びだと「向かって左がお内裏様(男雛)」です

🎎 今の主流(関東式)👨👩
👑 向かって左 → 男雛(お内裏様)
👸 向かって右 → 女雛(お雛様)
これは大正時代以降、西洋式の並び(男性が向かって左)に影響を受けて広まりました
🏯 昔ながらの「京雛配置」(関西式)👩👨
👑 向かって右 → 男雛
👸 向かって左 → 女雛
平安時代からの「左上位(さじょうい)」という考え方に基づく並び。関西は京都の古くからのやり方に影響を受けている
🎀 じゃあどっちが正解?
どっちも正解
✔ 伝統重視なら「向かって右が男雛」
✔ 現代主流は「向かって左が男雛」
「みなさんのご家庭ではどうでしたか?」
👩第8問
問題:段飾りの上から2番目、三人官女の役目は?
A:楽器を演奏する役目
B:お酒を注ぐ役目
正解: B(お酒を注ぐ役目)

🎎 三人官女の役目
👉 お雛様(皇后)のお世話係
🍶 ① お酒をつぐ係(長柄銚子)
長い取っ手のついた銚子を持ってる人。
祝いの席でお酒を注ぐ役目。
🍶 ② 盃を持つ係
杯を持って、お内裏様・お雛様に差し出す役目。
🍶 ③ 三方を持つ係
三方という台を持って、儀式の道具を運ぶ役目。
👑 立っている人と座っている人
三人のうち
1人は立ち姿(既婚者とされることが多い)
2人は座り姿(未婚とされることが多い)
立っている官女は「眉がなく、お歯黒をしている」こともあります(既婚女性のしるし)
👰第9問
問題:七段飾りの六段目にある嫁入り道具とは?
A:茶道具
B:掃除道具
正解:A(茶道具)
「良いお嫁さんになりますように」という願いを込めた生活道具が6つ並びます
お茶は気品のある女性のたしなみとされていました
ここで一旦、七段飾りの配置をバッチリ整理しておきます。
レクでクイズとして使ってもらっても、単にネタとして話してもらってもいいと思います。
もちろん全部を説明する必要はありませんし、飛ばしてもらっても大丈夫です。

🎎 七段飾りの全体像
七段飾りは、
平安時代の宮中の結婚式の様子を表しています
つまり――
👑 お内裏様とお雛様の婚礼を再現しています
🔴 赤い布について
段にかかっている赤い布は毛氈
意味は
魔除け・生命力・お祝いの色
下のカラフルな縁取りは四方紅 → 格式と華やかさを表す
🌸 一段目(最上段)
👑親王
男雛=お内裏様→ 笏を持つ
女雛=お雛様→ 扇を持つ
中央には三方+口花
両側には雪洞
後ろは金屏風
👘 二段目
三人官女
お姫様のお世話役
真ん中:三宝
両側:長柄銚子 白酒を注ぐ役目
🎵 三段目
五人囃子
結婚式の音楽隊
持ち物:太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡
🏹 四段目
右大臣(若い)、左大臣(年長)
護衛役
中央には菱台+菱餅
両側には高坏のお供え物
🧹 五段目
仕丁
雑用係の三人、表情が違うのが特徴
泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸
両端に桜と橘
🪑 六段目
嫁入り道具
箪笥、長持、鏡台、針箱、火鉢、茶道具
「良い家庭を築けますように」という願い
🚗 七段目
外出道具
御駕籠、牛車、重箱
格式ある移動手段とお祝いの道具
いよいよ次の問題が最後です
最後は答えがたくさんあるので早い者勝ちです
🐰第10問
問題:小さな人形や縁起物の布細工をたくさん作って、ひもに吊るす「吊るし雛」という独特の雛飾りがあります。吊るし雛の人形としてよく作られる動物とは?
正解: うさぎ、鯛、ひよこ、犬、亀、鶴、たこ、ねずみ、馬など
それぞれの飾りにはちゃんと意味があります
【動物系】
🐰 うさぎ → 飛躍
🐟 鯛 → めでたい
🐥 ひよこ → 健やかな成長
🐶 犬 → 安産
🐢 亀 → 長寿
🦢 鶴 → 長寿・夫婦円満
🐙 たこ → 多幸(たこ=たこう=多幸)
🐭 ねずみ → 子宝・子孫繁栄
🐴 馬 → 元気に走り回る子になる
動物以外だと
【花・植物系】
🍑 桃 → 魔よけ
🌺 椿 → 気品・美しさ
🌾 稲穂 → 食べ物に困らない
🍊 みかん → 子孫繁栄(実がたくさんなる)
🍆 なす → 物事を“成す”
【食べ物系】
🍡 団子 → 家族円満
🍙 おにぎり → 食に困らない
🐚 はまぐり → 良縁(ぴったり合う貝)
吊るし雛の発祥の地として有名なのは 👉 伊豆市(旧・稲取町)
「雛のつるし飾りまつり」が有名。
江戸時代、高価な雛人形を買えない家庭が、端切れで小さな人形を作って娘の幸せを願ったのが始まりといわれています
他の有名どころ
- 山形の傘福
- 福岡のさげもん
と地域ごとに呼び名も違います
このように、ひな祭りと一言に言っても、その地方によって、様々な特色があります
ただ、どこに行っても変わらないのは
「元気で」「食べ物に困らず」「良縁に恵まれ」「長生きする」
という、どこでも、いつの時代も変わらない親の願いです
子どもたちが安心して、健やかに暮らしていける世の中にしていきたいものですね
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🎎まとめ
高齢者レクでは、正解よりも “思い出を語ってもらうこと” が目的です!
クイズをきっかけに会話を広げ、
笑顔や回想を引き出せたら大成功です。
これからも高齢者レクで使える、みんなが笑顔になれるようなレクリエーションを考えていきます。


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